障害者支援アプローチ『心のケア』
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『心のケア』とは

『心のケア』とは重度知的障害者への支援方法で、心と心をつなげるためのアプローチ技術を言います。

重度知的障害は一般的な説明では、
「知能指数がおおむね35以下であって日常生活の介助を必要とし異食・興奮・自傷・他害などの問題行動を有する」と説明され、
障害者総合支援法で提供されるサービスを始め、
構造化支援・ソーシャルスキルトレーニングなど様々な支援方法が行われ、効果がみられていることが多いです。
ただ現在行われている支援を持ってしても落ち着いた生活を送れない重度障害者もおられます。

 

我々はその理由を「心と体の問題」としてとらえています。
どんなに重い障害を持っていても、
嬉しい気持ち・悲しい気持ち・切ない気持ち・相手を思いやる気持ち
そんな様々な心の働き(内面世界)を持っていますが、
重度な障害者の中には、その内面世界をうまく自己表現をできない方が多く存在します。


例えば、「お母さんが病気で心配」と思う心があっても、お母さんに手を差し伸べるのではなく、反対にパニック(混乱状態になり自傷や他害など暴れてしまう状態)になることがあります。
また、「ありがとう」と心の中で入っているのに、ピョンピョンと飛び跳ねてしまう方もいます。
これらの方はその行動から内面世界を理解してもらうことができずに注意され続け、自己否定が積み重なり、さらに自己表現が困難になるという負の連鎖を繰り返すことがあります。

 『心のケア』とは、その内面世界(心)と自己表現方法(体を使った表現)を支援し、
他者との良好な関係(他者との繋がりを持つ)と成功体験から自己肯定感を成長させることを本質的な支援方法として取り入れ、
加えて現在行われている支援方法と、研究段階にある支援方法などを取入れ融合した、総合的な支援方法となっています

生活介護「優&遊」開業しました

2023年、11月生活介護事業「優&遊」を開業しました。

当事業所は、障害を持つ親が立ち上げた施設です。そのため利用者の幸せ追及には、親の視点から見た思いも入っています。

一番の思いは、人と人との心のつながり(関係性)を大切にして日々を過ごしてほしいということです。

他には、人として尊重される、仲間同士で楽しさや大変さを共有する、学ぶ・作る・体を動かす、毎年行事に向けて活動し達成感や喜びを味わう、日々の成功体験を積み重ねる、旅行やお泊り体験をしていきたい、社会人としての社会参加をしていきたい。

などなど、たくさんの思いがあり、その一つ一つを実現できるように、日々の活動を行っていきます。
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